スイスでドイツ語を習った話 ⑥

スイス
トメオです

というわけで、ドイツ語でフランス語を習うことになってしまいました。

習う言語は違うけど、先生がドイツ語で話すという点はこれまでのドイツ語授業と同じ。でも大きく違うのは、先生がボソボソと早口で話すということ。まずは先生の自己紹介・・・ほとんどわからず。理解できたのは彼がスイス人、しかもドイツ語圏出身でフランス語は母国語ではない、というところだけ(知らなくていい情報)。

続けて端の生徒から順に何か話しはじめました。なんだろう?何を言わなきゃならないの? 聞き取れる単語から必死で推測すると、どうやらフランス語を習い始めた理由を発表している模様。私の順番が来ました。覚悟を決めて「ワタシフランスゴ習イマス、フランスノレストランデ注文シタイカラ、ソシテマーケットデ買物シタイカラ。」
・・・おそらくそこにいた全員が「おまえはまずドイツ語を習え」と思ったことでしょう。

アウェー感がすごい

修行は続きます。フランス語の短い文章を辞書なしで読み、知ってる単語や固有名詞から内容を推測してドイツ語で説明するという課題。ハードル高すぎです。
生徒が答えた後に先生が正解を教えてくれるのですが、このときもボソボソ言うのでほぼ理解不能。中でも一番困るのは先生「notaire(仏語)はどういう意味?」生徒「Notar(独語)です」先生「はい、そのとおり」と答えて進行していくパターン。だからNotarってなんだー!と思ってるのは私ひとりで、先生的には「ドイツ語と似てるからみんなわかるよね」って感じでさくさく進んでいっちゃいます。そこでやむなく、ひとり黙々と日仏電子辞書の早打ちで対抗。今思うとそれってほとんど自習。。。

なんか違う力が試される

読解の次は、いよいよフランス語を話す練習です。「私の名前は◎◎です。◎◎に住んでいます。◎◎才です。」という表現を教わり、端の生徒から順に言っていきます。ここで3人目ぐらいに座っていたおばちゃんが、年齢を「20才です」といって笑いをとる。次のおばちゃんも続けて「20才です。」その後はしばらく男性が続き、みんな普通に年齢を申告。そして私の番。20才ギャグに乗っかるべきか、普通にいくべきか。。。フランス語を習いにきたのに私は何を悩んでいるのでしょう。

次に応用編。有名人の名前を挙げてください、といって先生がその名前を黒板に次々書いていきます。マイケル・ジャクソン、ニコラ・サルコジ、ロジャー・フェデラー、etc…。そして課題は『誰でしょうクイズ』。生徒は黒板に書かれた名前から一人を選び、「彼はスイスに住んでいます」「彼はテニスプレーヤーです」などヒントを出題、他の生徒が「フェデラー!」と当てるというもの。

この課題できつかったのは、まず黒板に書かれたうち半分以上が知らない人。それに名前は知ってても、今どこに住んでるかなんて知らない。。。奇跡的に私の順番までオバマ大統領が残っていたので「彼はワシントンに住んでいます」で一発であててもらえました。ありがとう、アメリカ!

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