スイスでドイツ語を習った話 ③

ハイジ牛乳 スイス

いろいろありつつ、3か月間のビギナーコースが終わりました。

7人で始まったクラスですが、3ヵ月後のコース終了時に残ったのは5人。
うち、最後の検定試験(A1)を受けたのはTちゃんと私の2人だけでした。

すぐに悲しくなるMちゃんは「どうせ受けても落ちるから」と、どこまでも後ろ向きに受験拒否。毎回のように授業中にキレてしゃべりまくってたためか、ドイツ語を話すのは誰よりも上手かったんですが。。。合理的なUちゃんは「このペースじゃいつ話せるようになるかわからないから、もうドイツ語の勉強はやめて英語の仕事を探すわ。テスト受けても時間の無駄」とバッサリ、もともと休みがちだったBちゃんは、「その日は都合が悪いので」とさらりと棄権。

ひとつ上のコースへ

翌週からひとつ上のコースが始まったのですが、グループが成立するのは3人から。
Tちゃんと私だけだったらどうなるんだろう?と思いつつ行ってみたら、後ろ向きなMちゃんと、休みがちなBちゃんが来ていました。あんなにやる気なさそうだったのに!
ちなみに授業料は3ヶ月で3,000フランほど、決して安くはありません。実際Tちゃんは学校を続けるために掃除婦のアルバイトを始め、授業料も分割で支払っていたようです。最初の教科書ガメ事件は強烈だったものの、お互い話せるようになってみると、なかなか健気ないい子でした。
「日本人ってみんなちょんまげなの?」と聞かれたときはちょっとびっくりしましたが。

やがてBちゃんはほとんど来なくなり、生徒は3人だけに。しかしどーうもMちゃんとTちゃんの雲行きがよくない。原因は不明ですが、Tちゃんが「私はクラスに一人、嫌いな子がいる」と授業中に言い放ち、先生と私を凍りつかせたこともありました。そういうことはせめて生徒数が10人ぐらいのところで言っていただきたい・・・。

やがて3ヶ月が終わり、仕上げの検定試験(A2)がありました。Mちゃんはまたもや「どうせ落ちるから」と受験拒否。テスト受けるのはまたTちゃんと2人だけか・・・とむかえた当日、休みっぱなしだったBちゃんが突然登場。そして先生に言ったのが「テストは受けるけど、採点しないでください。」 わけがわからなーい。

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