スイスでドイツ語を習った話 ①

スイス
スイスのランドセル

スイスの公用語は4つ。地域によってドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語が使われていて、バーゼルはドイツ語圏にあります。そんなバーゼルに引っ越した翌年、2008年に語学学校に通った話です。学校情報はその後変わってるかもしれませんがご了承ください。

住民の30%が外国人で、スイスの中では国際的な町と言われるバーゼル。
観光地でもない割には、お店でもレストランでもよく英語が通じるし、国際企業・機関など、職場の公用語が英語というところも結構あるので、ドイツ語がまったくできなくても割と不自由なく暮らしていくことは可能です。(例:ドイツ語アレルギーのうちの夫)

私も引越してからしばらくはサバイバル英会話(流暢ではないが生きてはいける)でなんとか生活していましたが、ドイツ語の貼紙が読めずに釣銭の無い自販機にお札をいれてしまった、割引券らしきものをもらったが券面の説明が読めない、街やスーパーで知らないスイス人に笑顔全開で話しかけられる(←頻発)、など微妙に困るシチュエーションがちょいちょいでてきたので、引越から半年後の2008年1月にドイツ語を習い始めました。

バーゼルでメジャーな語学学校は、Academia、Inlingua、Berlitz、Benedict(旧SKK)あたり。値段はどこも同じくらいです。近所の知り合いから「SKKいいよー」と聞いたので、SKKのグループコース(90分×週5日×3ヶ月)に通うことにしました。
見学申し込みから入学手続きまですべて英語だったので、最初のうちは英語で教えてくれるんだろうなと思っていたのですが、授業は初日からドイツ語オンリー。

なぜなら、生徒の共通言語が英語ではないから。

出身国仮名(国名頭文字)話せる言葉
アメリカUちゃん英語、フランス語
メキシコMちゃんスペイン語、英語
ブラジルBちゃんポルトガル語、スペイン語
トルコTちゃんトルコ語、クルド語
アルバニAちゃんアルバニア語、マケドニア語
メルーンCちゃんフランス語、部族語
日本日本語、英語
国際色豊かなクラスメート

スイス人の先生は英語とフランス語も話せるのですが、授業中はドイツ語しか話さない方針らしく(じゃないと英語やフランス語を話さない生徒からクレームが出るらしい)、先生が何を言いたいのか理解するには相当の勘が必要。当然、生徒同士のコミュニケーションもなかなか成立せず、すごく手探りな感じで授業が始まりました。次回はそんなクラスで起きた数々の事件を綴ってみたいと思います。

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