エジプト赴任への道のり ③学校

エジプト

スイスからエジプトへ引っ越した時、娘は12歳、日本でいう小学6年生でした。ざっと調べたところ、カイロにはインターナショナルスクールが95あると。さあ、どうする!?

インターナショナルスクール巡り

赴任する2か月前に、家族で事前視察を行い、数日かけて学校や将来住む地域の候補地を見て回りました。私たちが視察した学校は、周囲のお勧めなどを参考に4校に絞りました。

主な視察ポイントは、学年構成(High Schoolがあるか)、生徒の国籍(エジプト人比率や男女比、日本人生徒の有無)、学校の規模や設備、生徒や先生の雰囲気、説明者への信頼性、学校の位置とスクールバスのルート、授業カリキュラムや放課後のクラブ活動などです。以下私たちの感想と結論です。

New Cairo British Internantional School(NCBIS): New CairoにあるBritish School。少し規模が小さく、視察した際あまり授業に生徒が集中していなかった印象。エジプト人比率は30%ほど。
Malvern College Egypt : 施設は大規模で、一番設備も整っていました。しっかりと勉強をさせる雰囲気があり、進学校のイメージ。ただ生徒の75%がエジプト人なので、ダイバーシティの観点で疑問。
Maadi British International School(MBIS): 訪問した時間の都合で学習風景は見られなかったのですが、規模は小さくアットホームな雰囲気でした。エジプト人は入れないそうです。
Cairo American College(CAC): カイロで最大規模のインター。幼稚園からHigh Schoolまであります。国際色も豊かで、エジプト人比率は30%ほど。設備が充実していて生徒ものびのびと過ごしている様子。

最終的には、授業中のクラスに入れてくれて、違う学年ではありますが生徒達が熱烈に歓迎してくれたCACを娘が気に入ったので、そちらに決定。その場で申し込み、翌日再び出向いて試験を受け、スイスに帰国後過去の学校からのreferenceや成績などを手配し、無事入学させてもらえることになりました。

カイロの学校事情

CACには現在10名ほどの日本人が通っています。カイロには日本人学校や、フランス系、ドイツ系の学校もあります。小学生以下の日本人のお子さんにはMBISが人気だそうです。

カイロにはたくさんのインターがありますが、多くはエジプト人のみが通う私立校です。公立校の教育の質が悪いため、インターを名乗る私立が沢山あります。こうした学校は、ラマダン月に授業が短縮になったり、エジプトの祝日にあわせて休みになるなど、エジプト人が通いやすいシステムになっているようです。

私たちが見学した4校のほかに、The British International Shool Cairo (BISC)という外国人向けのインターがあるのですが、ナイル川の西側地区にあり遠いため候補から外しました。その近くに今年 King’s School The Crownというインターナショナルスクール大手のカイロ校もオープンし、設備等とても良さそうですが、上記の理由から、検討される際は国籍mixを確認されることをおすすめします。

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